初学者様がよく間違えるであろう『Java』と『JavaScript』の違いを解説していきます。
全ての違いを書いてしまうと長くなりそうなのでなるべく短めにまとめていきます。
プログラミング脱初心者をされてる方々であれば、この違いは知ってて当然のレベルとなりますがこちらは初学者様用である記事なのでご了承下さい。
初心者に混乱を引き起こした原因
多くの初学者の方々は、『Java』と『JavaScript』は類似した言語であるか、同じ言語の2つの異なる名前であると考えています。
しかしJavaScriptとJava言語は類似した言語ではなく、JavaScriptはJavaプログラミング言語とは何の関係もないという疑問を解消する必要があるという事になります。
スクリプト言語をJavaScriptとして導入する理由は、当時ピークに達したJavaプログラミング言語の人気が発端となります。
JavaScriptは元々、開発された当初は『LiveScript』という名前で呼ばれており
Javaプログラミング言語での『Java』という用語の人気を利用するために、『JavaScript』として導入されたのです。
つまりはJavaの人気に乗っかり、Scriptを付け足したにすぎません。
Javaの以前の名前は『Oak言語』でJavaのロゴであるマークはコーヒーを指します。
ここまではよくある記事の内容となります。
JavaとJavaScriptでは 型・オブジェクト・並行性・スコープなどに対して異なるものを持っているのです。
ここからは、初学者様には多少難しい所もあるかも知れませんが一読で大丈夫です。
まずは類似性はあるのか?
構文・実行環境などの違いを学んで下さい。
Java
Javaはバックエンドプログラミング言語(静的に型付けされた言語)となり『クロスプラットフォーム言語』で主にクラスベースでオブジェクト指向となります。
昔のモバイルアプリケーションは主にJavaで書かれており、『Symbian』や『Android』などのスマートフォンプラットフォームはJavaをサポートしていますし、モバイルだけではなくWebアプリケーション開発にも最適となっております。
構文に関してはCとC ++に基づいており、オブジェクト指向言語であるC ++よりも使いやすく一貫性があります。
Javaではさまざまな数値データ型をサポートしており
Javaのようなクラスベース言語では『クラス』と『インスタンス』が明確に区別されています。
抽象クラスを定義してからインスタンス化し暗黙のクラススコープが存在しますこれは
ブロックベースのスコープを使用し、制御がブロックから出ると変数がスコープから外れます。
ですがさまざまなオペレーティングシステムで実行できる為、ほとんどのオペレーティングシステムではJavaはサポートされており、独立したプログラミング言語となっています。
Javaでは大量のソフトウェアをインストールする必要があります
Javaのプログラムは、Windowsでの実行可能ファイルやMacintoshアプリケーションなどのオペレーティングシステムで直接実行することはできません。
システムに『JDK』と『JRE』をインストールする必要があり
複数のプラットフォームで実行できるJava仮想マシンによって解釈されます。
Javaアプリケーションはクライアントで実行される前にサーバー上でコンパイルされ 任意の仮想マシンおよびブラウザのおかげで、『一度書けば、どこでも実行できコンパイル済みのプログラムを作成でき、バイトコードにコンパイルされます』
Javaは通常ではすべてのサーバー側の開発に使用され、
オブジェクト指向アプリケーションを構築するために設計され分散コンピューティングを促進します。
Javaはバックエンド専用である、と言う人もいます
ですがトランスパイルしてブラウザで実行することも可能です。
ですが通常ではあまりブラウザでの実行はお勧め致しません。
JavaでのプログラムはJavaScriptよりも多くのメモリを消費し、自動メモリ管理を備えたマルチスレッド言語でもあるのがJavaとなります。
JavaScript
『JavaScript』はスクリプト言語であるが
Javaに似たオブジェクトを使用するオブジェクト指向のフロントエンド(UIベース)のスクリプト言語となります。
JavaScriptコードはブラウザによって直接実行され
インタラクティブなWebページを作成するのに役立ち、クライアント側のプログラミング原則に従っているのでWebサーバーリソースなしでユーザーのWebブラウザで実行されます。
Javaとは違い、初期設定は必要ありません。
構文では、命名規則はJavaと似ている部分はあります、ですがどちらかと言えば構文はC言語に似ています。
Javaとは違い関数を別の関数への引数として渡すことができるクロージャーをサポートをしており、暗黙のグローバルスコープがあります。
つまりJavaScriptはHTMLとCSSに依存しているのでグローバルスコープではなく、関数ベースのスコープを使用していきます。
Javaには強い型の言語がありますが、JavaScriptでは緩く型付けされた言語となります。
JavaScriptではコンパイル時にデータ型で宣言される変数として動的に型付けされた言語であり、さまざまな種類のデータ型を受け入れることができ
サーバーとのやりとりをしなくとも、Webページがロードされた後にJavaScriptの機能を動的に実行できます。
JavaScriptでもオブジェクト指向のプログラミング機能を備えていますが、プロトタイプベースです。
Javaと比較してJavaScriptは必要なメモリが少なくて済むので多くのWebページで使用されます。
コーダーは、『REST API』『XML』などの他のテクノロジーでJavaScriptを使用することも可能で
jQueryやAngularJSなどのフロントエンドや動的シングルページアプリケーション(SPA)などが扱われます。
現在、JavaScriptはサーバーサイド側で動くNode.jsなどのテクノロジーも使用しています。
結論
Javaは『静的言語』ですが、JavaScriptは『動的言語』
技術的な面からしたら、類似性はありません。
どちらの言語も、技術的な違いがかなりあり、それらを把握することは、多くの問題を引き起こすものではありません。
学び始めはややこしい箇所もあるかもしれません
ですが、深く理解する事は一般的な事でもあります。
JavaとJavaScriptの両方を学べば、フルスタックな開発者になれる事は間違いありません。
当ブログの記事が貴方の疑問が解消される事を願います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。