ライブラリとフレームワークの違い 【脱初学者】
はじめに
Web開発を学ぶ際、必ずと言っていいほど出くわす用語が「ライブラリ」と「フレームワーク」です。
しかし、これらの用語の違いについて理解することは簡単ではありません。
多くの人はGoogleで検索して、キーワードの履歴を埋め尽くすことになるでしょう。
これらの用語の説明は、一般的には「部品」と「枠組み」というキーワードがよく使われます。
つまり、ライブラリは部品のようなものであり、フレームワークは枠組みのようなものであると言えます。
しかし、これが絶対的な定義ではありません。
それぞれの人が学ぶ場所や方法によって、説明や考え方は異なるでしょう。
つまり、プロの開発者でもこの用語の説明はさまざまであり、個人の見解が反映されることがあるということです。
ライブラリ
アプリケーション開発において、様々な機能や部品を組み合わせて作り上げることになります。
これらの機能を呼び出し使用するために提供されるのがライブラリです。
しかし、ライブラリを使用するということは、あらかじめ用意された機能を使うということではなく、自分で機能を作り上げる必要があるということです。
つまり、アプリケーション開発はすべて自分次第であり、自由度が非常に高いということが言えます。
例えば、ログイン機能を設置しないといった選択も自由ですし、不具合があった場合も、修正するかどうかは自分で決めることができます。
「自作ライブラリ」という言葉もありますが、初心者が深入りする必要はなく、まずは必要な機能を作っていくことが大切です。
一度機能を作り上げてしまえば、必要な部分だけを切り出してライブラリに読み込むことができます。
また、別のライブラリに変更することも容易になるでしょう。
ただし、機能を作り上げることには時間がかかるという難点があります。
しかし、自由度が高く、自分でアプリケーションを開発することができるという魅力があります。
フレームワーク
先ほどは、アプリケーション開発において自作の機能を作ることが重要だと述べましたが、実際にはテンプレートを使用して開発を進めることが一般的です。
テンプレートとは、アプリケーションの枠組みのことであり、ほとんどの面倒な機能や部品がすでに用意されています。
つまり、開発者は必要な機能をテンプレートから選んで組み合わせるだけで、ゼロから機能を作り上げる必要はありません。
これによって、開発の効率化が図られます。
フレームワークを選択した場合、アプリケーションのセキュリティに役立ちます。
フレームワークは、セキュリティを強化するための機能やライブラリを提供することができます。
また、フレームワークのコードは、検証された安全性の高いコードで構成されているため、開発者が安全で信頼性の高いコードを書くことができます。
ただし、開発者はテンプレートが決めているルールに従って開発を進める必要があります。
もしルールに反するような変更を行うと、後々トラブルが発生することになります。
つまり、ライブラリに比べて開発の自由度は低いと言えますが、効率的に開発を進めることができます。
この制限された自由度は、アプリケーションの要件に合わせて独自の機能を追加する場合には、フレームワークを変更する必要がある場合があります。
また、学習コストによる問題もあります。
フレームワークを使用するためには、開発者がフレームワークを学ぶ必要があります。
新しいフレームワークに移行する場合、開発者は新しい概念やアーキテクチャを学ぶ必要があります
最後に
以上が、ライブラリとフレームワークの違いについての簡単な説明です。
もし、詳しく学びたい方は、別の記事で取り上げたいと思います。
JavaScriptにおいては、Vue.jsやReactなどのフレームワークやライブラリがオススメです。
本日は以上となります。
最後までこの記事を読んで頂きありがとうございます。